就職活動でアピールポイントを考える際、「アピールポイントって1つの方がいいの?」と悩みました。そもそも1つしかアピールポイントがないなんてありえない話ですし、複数でもいいのでは?とも思います。 ただ、一般的には1つに絞ったほうが良いとされているので、その理由はなんなのだろうかを考えてみます
いきなり人間で考えるのは難しかったので、まずは製品を例にとって考えてみます(。・ω・。)
『就活の本質 ES』アピールポイントは1つに絞ったほうが良いのだろうか?
1. 3つ製品のうち、どれを選びますか?
まず、以下の図を参考に製品選択の思考の流れを考えてみます。
それぞれの製品の特長をリストでまとめると、下記のとおりとなります。
- カメラAは、世界一の画質を誇っている
- カメラCは、世界最速のシャッタスピードを持っている
- カメラBは、秀でてはいないが安定感のあるカメラである
この条件の場合、皆さんはどの製品を選びますでしょうか?
多くの方は、A or Cを選ぶのでは
と思います。なぜでそうなるのか、心理面から見てみます(。・ω・。) 高い買い物をする際、人間は「選ぶ理由」、「買う合理的な理由」を追い求めるものだと思っています(企業側からしても、採用は高い買い物)。つまり、
世界一の画質のカメラ、100万したけど買っちゃった☆(ゝω・)v
100万は高かったけど、世界最速のカメラ買ったんだー!」
これは言いやすいですが、
画質もそこそこでスピードもそこそこのカメラを100万で買っちゃった!
というのはなかなか買う理由にならないのではないかと思います。
2. 売る側(就活生)の気持ちにも立ってみる
先程は買う側(企業)からの視点で考えてみました。次は就活生(売り込む側)の視点から考えてみます。まず、はじめにですが、
人間誰でも、良い所は複数ある!
そういうものだと思っています。たが、自分の良い所を複数伝えるのではなく、1つに絞って伝えるほうが良いのではと個人的には思っています。それはなぜか、アピールする時間は短い時間しか与えられていないというところが影響していると思います。
「このカメラは画質も良く、シャッタースピードも早いカメラです。」と話した後、2つのアピールポイントの良い点を話そうと思うとどうしても時間が半分になり、深いレベルまで話ができなくなってしまいます
実際面接ではほとんどアピールする時間がないので、自分の良い所を複数伝えるのではなく、1つのアピールポイントを深く伝えて、相手に印象づけるほうが良いと思う。
3. 1つしかアピールしなくても、面接官には複数の良い点が伝わるもの
とはいえ、今の世の中1本の強みだけではなかなかビジネスで活躍しにくい世の中になっている。でも時間的にもアピールポイントは1つに絞りたい、人それぞれ色々考えは有ると思うが、私は
面接では、伝えていること以外にも色々なものが伝わっている
と思っています。例えば、論理的な思考については、伝えていなくても話している間にロジカルシンキングができるがどうかはわかります。英語力についても、TOEIC等の資格で何となく伝わる。このように、伝えなくても伝わるものは色々あるので、それを避けてアピールポイントとして1つ選んであげると良いのではと思います(。・ω・。)
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